「人材」と「人財」

思ったこと

今日においては、職種や業種によるところはありますが

人手不足の話題は多くあげられると思います。

私が特に関わっている、介護・医療の業界においては、人手不足に悩まされている方が多くいらっしゃるのが現状です。

 

そのような現状の中、それぞれの事業者は、試行錯誤しながら、人手の確保に努めています。

 

求人広告やWebで採用ページなどを見ていると

多くの会社は、従業員を「人材」と表現していますよね。

一方でときどき「人財」と表現している会社を見かけます。

 

「材」という漢字の意味は
→ 「才能」や「才能のある人」、「素養」といった意味
「財」という漢字の意味は
→ 企業にとって大切な人を指す言葉(従業員は宝)というメッセージ

 

どちらもポジティブな表現ではあります。

 

「人材」は英語で「human resource」

意味:仕事をこなすために必要な「人的資源」。
企業が高い成果をあげるためには人材が存分に能力を発揮できることが必要であり、そのためには人材をどのように配置・活用するか戦略を立て、人材のモチベーションを高める

「人財」は「human capital」

従業員の成長を促すために教育や研修に時間とコストをかけ、自ら成果を上げられる存在になってもらうこと

このような意味になります。

 

なので、どちらも良い意味ではありますが
「材」の字は、主体が「従業員個人」
「財」の字は、主体が法人や経営者(経営者からみて)

という感覚です。

人材育成という概念においては、従業員一人ひとりをみることが大切なので

どちらが良い表現化というのは、企業や経営者の価値観によるものです。

個人的には「人材」が従業員を主体的に考えているという意味では的確な表現のような気がします。

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