介護のお仕事―キャリアアップのしくみ

キャリア形成について

介護のお仕事の実務経験に応じて、新たな資格を取得し、キャリアアップできる仕組みがあります。そのため、他業種からの転職や、育児や介護が落ち着いた方が前向きに働くことができるお仕事です。

① 介護職員初任者研修
介護のお仕事の入門研修です。130時間の受講が必要で働きながら受講する方が多くいます。通信制のカリキュラムを採用している研修期間が多く、その場合40時間30分は通信形式(課題やレポートの自宅学習)で実施できるので、通学が必要な時間数は、89時間30分程度になります。

② 介護福祉士実務者研修
介護福祉士国家試験を受験するために必ず修了しなければならないカリキュラムです。通信制のカリキュラムを採用している研修期間が多く、介護職員初任者研修を修了している場合、最短で1ヶ月半から4ヶ月程度で修了できます。介護職員初任者研修を修了していなくても受講することは可能で、その場合修了までの目安期間は6ヶ月程度です。

③ 介護福祉士
介護福祉士実務者研修を修了していることと、介護の仕事に3年以上従事したという実務経験があれば、介護福祉士国家試験を受験することができます。毎年8月頃から受験申込が始まり、1月下旬に試験が実施されています。

このように、介護の仕事の特徴として、働きながらキャリアアップできる仕組みがあります。また、介護サービス事業所では、「介護福祉士」を一定数配置することで、事業所の収入が増える仕組みがあり資格を取得することで、給与のベースアップが望めることや、事業所内で、新人教育や人材マネジメントを行うような、管理職として働くことができます。

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