好意的関心とは?面談って話をするためなの?

キャリアコンサルティング

面談についてよく聞くはなし

「あの職員には、話しが通じない…」

少なくとも、このように話をするということは、
何か、部下に伝えたいこと、確認したいことがあったにも関わらず
上手く伝えられなかったということなのだと思います。

面談について大事な視点のひとつとして
その目的が
「話をすること(話が通じること)」ではなく
「心が通じること(話を理解し共通認識を持つ)」であるからです。

 

言葉で言うのは、簡単と思われる方がいらっしゃるかもしれません。
面談をする前の心構えから考えてみましょう
面談する前に考えがちなこと

① 〇〇さんには、△△なことを質問してみよう
② ◎◎な話を理解してもらうためにはどうしたらいいだろうか
③ 最近〇〇さんは、何だか元気がないから、元気をださせるようにしよう
…などなど

一見、面談前に一生懸命考えているように見えますが
これって、面談する側が、自分が面談に失敗しないために考えていることなのです。
面談に失敗したくないという自分自身に意識が向いている状態ですね。

 

もう一度
面談は、「心が通じるか」かどうかが勝負!

そうであるならば、
面談者は、部下の気持ち、想い、考えを理解することにすべてを注ぐ必要があります。
言い換えると、部下が「自己開示」できる状況をつくることが勝負です!

 

そのためには、前向きに部下の気持ちを伺うことができるように心のセットアップが必要です。
「好意的関心」といいますが
相談者の存在自体を大切にして成長や肯定的資質を信じること

わかりやすく言うと、
「話している内容よりも、話している相手に関心を持つこと」

 

これは、テクニックでも何でもなく、心の持ちようですね。
面談者の表情や態度に出ますから、相手には敏感に伝わります。

 

これを意識するだけで、大きな変化があるかもしれません。

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